Parallels DesktopでMac上にWindows11(arm)をインストールした後、ライセンスを認証した際に再アクティベートが必要になったのでまとめてみました。
前提として、移行前のWindowsは削除済みです。
また、ライセンスもリテール版のWindows 11 proを使用しています。
まず、プロダクトキーの入力画面でキーを入力したあと、別のデバイスで使用ずみというエラーメッセージが表示され、「電話でのライセンス認証」のメニューが出てきました。
それをクリックすると「国または地域を選んでください」と表示されますので、「日本」を選択しました。


次に、電話番号などが記載されたページが表示されますので、無料電話番号から電話しました。
ここから10分程度、結構早口なAIオペレーターと通話する必要がありました。
録音した電話をもとに書いていますが、時間の経過とともに変更が入る可能性があります。あくまで、2025年4月現在の情報です。

まず、通話を録音してもいいかと聞かれましたので「1」を押して録音を許可しました。
不許可でも手続きは進めることはできるようでした。
これ以降はキーパッドではなく、口頭で答える形になります。
「セキュリティのために次のフレーズをお話しいただく必要があります(数字3桁)」と言われますので、指示通り数字3桁を復唱しました。
次に「おかけしている電話番号にスマートフォンのアクティベーションリンクをテキストメッセージで送信してもよいでしょうか」と聞かれましたが「いいえ」と答えました。
※ 一度「はい」と答えて、通話は終了となりましたがそのようなメッセージは送られてきませんでした。Samsungアカウントの2段階認証でもありましたが、SMSメッセージは届かないことがあるからほんと別の手段も用意して欲しい…。
次に、問い合わせ内容を複数の選択肢(Office・Windowsのアクティベーション / ボリュームライセンスキー / その他)から聞かれますので、「Windowsのアクティベーションをお願いします」と答えました。
「アクティベーションウィンドウが開いている状態ですか?」と聞かれたので「はい」と答えました。
6桁or7桁のインストールIDのグループが表示されているか確認があったので、「はい」と答えました。
「インストールIDを読み上げる準備ができましたらお知らせください」と言われたので、「準備できました」と答えました。
ここからが大変で、以下のフローを9回行いました。
- 私の方で各グループのインストールIDを読み上げる
- AIオペレーターが復唱し、それで問題ないか確認する
- 「はい」と答えて次のグループに進む
ちなみに3の「はい」と答えるフローですが、向こうが認識してくれなかったら「理解できていないようですね」と煽ってきました。
この苦行が終わった後、「このWindowsのコピーが現在何台のデバイスにインストールされているか」と聞かれたので「ゼロです」と答えました。
これでインストールIDが正しければ、確認IDが発行されます。
確認IDをテキストメッセージで送信するか聞かれて「電話でお願いします」と答えましたが、無視されてテキストメッセージで送られてきました。
やや不安でしたが無事に6桁×8グループの確認IDがテキストメッセージで送られてきました。
このテキストメッセージはSMSショートコードで送信されるためフィルタリング対象外のようです。通常のSMSと異なり、発信元も番号ではなく「Microsoft」と表示されます。
「確認IDを入力」に進んだ後にこの番号を入力しました。
※ ここだけキャプチャ撮り忘れました…
アクティベート完了すると、下記のキャプチャのように表示さたらアクティベート完了です。
AIオペレーターに「成功しました」と答えて通話完了です。

感想
精神的にかなり疲れたので二度とやりたくないです。
あと、AIオペレーターは応答までに2,3秒の間があったり、言葉の選択が下手だったり不自然な場合もあったり、音声認識に難があるのに一度進めたフローを戻ることができなかったり、普及するためにはまだ時間が必要ですね。
今回は別のMicrosoftアカウントで登録したかったのでプロダクトキーを使用しましたが、もしかするとMicrosoftアカウントへのログインで認証させれば容易に移行できたかもしれません。
結構、頻繁にインストールPCを変えますが、Microsoftアカウントへのログインで認証させていた頃は一度も再アクティベーションを求められたことはないので。
BingでChromeを検索したらEdgeを勧める、Geminiを検索して検索結果をクリックするとCopilotをハイライトして一旦遷移を止めるなど、自分たちの思い通りに誘導しようとするMicrosoftなので、わざと再アクティベートの手順を煩わしいものにしてMicrosoftアカウントへの登録を勧めているのかもしれませんね。
以上です。
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